2017-04

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錦色のニクいやつ

ふだん人間から敬遠されがちな昆虫の中にも、多くの人が見た瞬間に美しいと思うものがいる。そんな美しい見た目とおそらく希少性を持った種は「美麗種」と呼ばれる。

ニシキキンカメ1
錦色のにくいやつ

カメムシの中でもキンカメムシ科の種は美しい種が多いが、その中でもこのニシキキンカメムシは派手さという点で最も美しい種のひとつといえるのではないだろうか。このニシキキンカメムシはツゲに寄生する。ツゲが自生する場所の地質は石灰岩地など限られている。このため、ニシキキンカメムシも限られた場所でしか見つかることがない。ただし、ツゲを植木用に栽培している所ではニシキキンカメムシが見られることがある。



ツゲ
栽培されていたツゲ

以前このツゲが生えている場所を訪れた時に所有者の方から
「ツゲにきれいなタマムシがついているんだよ」
という、このカメムシのことを知っている人にとってはたまらない一言を聞いてしまった。ニシキキンカメの成虫がみられる時期になったら確かめにこようと思っていたが、正体はやはりニシキキンカメであることを確認できた。


ニシキキンカメ2
ニシキキンカメの色を出すのは難しい

所有者の家族の方に話をうががったところ現在はツゲの需要はほとんどないこと、生育に時間がかかるため、新たにツゲを栽培することはなくなってきているということだった。ここのツゲがあるうちに本腰をいれて撮影に来たい。ちなみに2m程度の高さになるまで50年ほどかかっているということだった。


ニシキキンカメ3
交尾

ニシキキンカメムシについては以前に先輩から秘密の?場所を以前教えてもらって見たことがあった。しかし、その場所は別荘地になって発生源と思われる高木(といっても2~3m)のツゲが伐採されてしまい、今回そこでは見つけることができなかった。

それだけに新しい産地を発見できてうれしい。
と思いきや、話をした方によると10数年前にその先輩とおぼしき人がここにも昆虫の調査で訪れていたことが判明。うーむ、いつまでたっても追い越せない。


撮影メモ
撮影日:2010年6月5日
撮影地:静岡県某所
今年の春先の気候が不安定で寒かったため、発生時期が合っているか不安だった。交尾しているペアを3つ見ることができ、時期があっていて一安心。

ニシキキンカメムシの色を出すのは中々難しい。また、標本にすると生きている時の色は見られなくなってしまう。それゆえ写真屋にとっても虫屋にとってもニクいやつではないだろうか(憎たらしいわけではない)。生きているものを見た時に最も感動できる昆虫の一つだと思う。

ちなみにツゲの所有者の家族の方はツゲに「タマムシ」ではなく「きれいなカメムシ」がついていることを知っていた。


撮影機材
Nikon D300
AF-S VR Micro-Nikkor ED 105mm F2.8G
SIGMA 18-200mm F3.5-6.3 OS

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ハネナシアメンボ

暖かくなってきたので、よく通っている掛川のため池に行ってみることにした。

西郷のため池100403
ため池(掛川市)2009年4月3日

この池は農業用水用のため池として現在も利用されているようで、池の周辺は草刈りがなされている。春に現れるトンボ類が羽化していないかと思ったが、この日は風が強くて姿は見られなかった。

ハネナシアメンボ1
ハネナシアメンボ(掛川市)2009年4月3日

それでも何かいないかと岸辺を見ていると、アメンボを発見。

ハネナシアメンボ4
はねは無い(掛川市)2009年4月3日

最初はヒメアメンボかと思っていたら、よく見るとハネナシアメンボだった。
ハネナシアメンボは名前のとおり、翅(はね)が無いアメンボの一種。翅が退化して無くなったかというと、そうでもなく、翅をもつ長翅型も存在する。はねがあるハネナシアメンボ・・・。なんてややこしいのだろう。


ハネナシアメンボ生息環境
生息環境(掛川市)2009年4月3日

ハネナシアメンボはヒシなど水面に葉が浮かぶ植物(浮葉植物)が見られる水域に生息することが多い。この池も夏になるとヒシの仲間が一面に広がる。ハネナシアメンボは他のアメンボに比べると水上を動くのが得意ではないのかもしれない(もしくはこうした場所を選んでいるのかもしれない)。ここでは岸辺の木片や枯れた植物の上に見られ、そこから離れようとしなかった。

ハネナシアメンボ5
カゲロウの一種の汁を吸う(掛川市)2009年4月3日

観察しているとそばで動くものに反応し、ケシカタビロアメンボの一種に襲いかかっていたのを見た。写真の個体は気づいた時にこうなっていたので、捕食したものかどうかはわからない。

ハネナシアメンボ3
枯れたヨシの茎にとまる(掛川市)2009年4月3日

植物が生育する前だったためハネナシアメンボをじっくり観察することができた。こんどは長翅型を見てみたい。


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オオツノカメムシ

【オオツノカメムシ】
オオツノカメムシ1
オオツノカメムシ(島田市川根町家山) 2009年11月15日

今回は黄色いアカネトンボを探しに行ったものの、タイミングが悪かったのか(さらに強風だった)見つからずじまい。仕方なくあたりをうろうろするとサクラの木の幹にオオツノカメムシがついているのを発見した。周囲にホスト(ケンポナシだったっけ)は見当たらず、公園のような場所であったので、周辺の山から飛んで来た個体だと思う。


オオツノカメムシ2
オオツノカメムシ アップ(島田市川根町家山) 2009年11月15日

なんでこんなに変わった形なんだろうか。外敵に食べられづらくするためだろうか。
とりあえずかっこいい。


おまけ
SL 逆だ
大井川鉄道

帰り道、道路沿いの線路を見るとSLが来たのですかさず撮影。タイミングもピントもばっちり!さすが最近のカメラは反応が良い!と思ったのもつかのま。

「ああああああああ、このSL進行方向と逆に向いてる!」
なんでこんなに変わった形になっているんだろう。理由はここに書いてあった。

まあ、これはこれでかっこいいか・・・。

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プロフィール

駿河区のサカイ

Author:駿河区のサカイ
静岡市在住

最近忙しく、
「撮れるうちに撮っておけ」
という言葉が身にしみる日々です。


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suruganosakai@gmail.com

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